あなたには、「自愛」することで現実を劇的に変えたい。
という気持ちがありませんか?
でも、自愛しようとすればするほど、自分を否定したり、現実の不足感が意識されて、うまく「自愛」ができない。
そんなことがないでしょうか?
何故、そんなに自愛することが難しいのか、分かりますか?
それは、「自分を肯定したくてもできない理由」があるからなんです。
その理由が解消されれば、あなたも自然と自愛する気持ちが湧いてきます。
この記事では、自愛できないあなたが「自愛できるようになる方法」として、「インナーチャイルドとの対話」の体験談をご紹介します。
自愛とは?
「自愛」とは、自分を慈しむこと。
「自分を慈愛すること」です。
では、「慈しむ」って、どういうことなのでしょうか?
例えば、可愛い赤ちゃんや子猫がいたら、胸が「きゅーん♡」ってなりますよね???
彼らは、何もできないし、むしろ人に世話を焼いてもらわないといけない(悪くいえば、面倒くさい存在でもある)のに、ただそこに居るだけで「こんなに、かわゆい存在に会えることが幸せ」に感じられて、思わず顔がにやけて、抱きしめたくなるし、何でもしてあげたくなるじゃないですか?

そんな可愛い赤ちゃんや子猫が粗相をしたって、全然気にならないですよね?
そんな風に、「いるだけで愛しい存在」として、役に立たなくても、失敗しても、誰かに迷惑をかけても、「無条件に自分を慈しむ」。
これが自愛です。
「自愛」によって現実が変えられる人は、無意識に「自分に対して無条件の愛が湧き上がってくる」人なんですね。
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でも、そんなん、どうやって実践するの?
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そうです、そこが問題なんです!
自愛できない理由
「自愛」をすれば現実を変えられる、と分かっても、多くの大人は「自愛」が実践できません。
何故なら、頭で「自愛しよう」と思っても、潜在意識に自愛が育まれないからです。
無意識に「自分はダメだ」と思ってしまう心に「自分への無条件の愛」を育むことはできません。
そこが残念なところであり、悩みの種……。
さて、「自分を慈しめばいいのだ」と分かっても、心から自分を慈しむことができないのは何故なのでしょうか?
それには、2つの理由があります。
自愛できない2つの理由
- 「無条件に慈しむ感覚」が分からない。
- 「自分が尊い」と思えない。
自愛できない理由1 - 「無条件の慈しみ」が分からない
まずは、「誰かに無条件に愛された経験」がなかったり、何かを愛しいと思った経験がなければ、「愛する感覚」も「愛される感覚」も分かりません。
そこで「自分を慈しむ感覚」も、「慈しまれる自分の感覚」も再現できないのです。
自愛できない理由2 - 「自分が尊い」と思えない
辛い過去が多いと、どんな現実に出遭っても、心が反射的に「辛いときの気持ち」を蘇らせてしまうので、「自分が尊い」という感覚よりも「自分がダメだ」とか、「自分には○○が足りない」という不足感の方を強く再現してしまいます。
そうすると、こんな不足している現実を前に、どうやったら「自分を肯定し、自愛することができるのか?」分からなくなってしまうんですよね。
自分への不足感を自愛に変える「潜在意識との対話」
この記事では、自愛できていない瞬間の気持ちと向き合うことで、自然と自愛が育まれていく「潜在意識との対話」の体験談をご紹介します。
今回、ご紹介するのは、「50代女性のシルヴィアさん(仮名)の体験談」と、「私の体験談」の2つです。
シルヴィアさんは、ご家族の問題や、皮膚病、歯の痛みなど、人間関係や健康について、大きなストレスを抱えていました。
そして、どれをテーマに潜在意識と対話しても、だいたい同じようなストーリーを辿ったんです。
実は、これは、とてもよくあることです。
潜在意識の中で鬱屈し、満たされなかったものが様々な形で現実に表れているだけで潜在意識にある根っこは同じだからです。
潜在意識との対話 体験談
家族問題に関する「イライラ」や「体の痛み」などを擬人化して対話をしていきました。
すると、「ネガティブな潜在意識」は言います、“シルヴィアを試している“と。
“イライラとシルヴィアが力比べをしていて、どちらが人生の覇権を握るかを勝負している”というのですね。
「何故、そんなことをするのか?」と聞くと、“シルヴィアはもっと強い。今、シルヴィアが諦めそうになっている現実よりもシルヴィアは強いと分かってもらうため“だと言います。
“シルヴィアは自分の生きたい人生を選択するだけの力がある、と分かってほしい“
実はネガティブな潜在意識は、本人を困らせるために存在するのではなく、本人を幸せに導きたくて頑張っている存在なんですね。
ただ、そのやり方が、今の現実に不適切なので、ネガティブな感情を生じるのです。
結果的に、顕在意識の私たちは困るわけですが、「ネガティブな潜在意識の愛ある真意」が腑に落ちると、自然と自愛が心に湧き上がってきます。
そして、ネガティブな潜在意識も、最終的には、そんな苦しいやり方をしなくても、自分の本当の望みが果たせるのだと分かると、ゆるんで統合してくれるのです。
実は、シルヴィアさんには病気を患っているご兄弟がいて、子どもの頃から、兄弟のお世話で家族が精いっぱいだから、自分は「家族の問題の種になってはいけない」と、ずっと自分を抑え込んで生きてきたところがありました。
そして、自分が母親になった後も、「何故かよく分からないけれど、子どもが病気などで元気がないときは、自分が気分良くいてはいけない気がする」「自分の身の回りの人が皆、幸せに満たされていないと、自分は幸せになってはいけない気がする」という感覚がずっとありました。
頭では、「本当は、もっと自分は幸せになっていい」と分かっていても、「何となく自分を縛る感覚」を変えることができなかったんです。
こうした感覚が潜在意識に残ったままでは、いくら「自愛」しようと思っても、うまくいきません。
でも、苦しみの裏に隠れている「潜在意識の本当の真意」には、必ず「自愛」が秘められています。
苦しみに向き合うだけでなく、苦しみの奥底にある「自愛」まで辿り着くことが、「自愛」を実践できるようになる鍵なのです。
インナーチャイルドとの対話 体験談 2
例えば、私にも、こんな体験がありました。これも潜在意識との対話をしていて、気づいたことです。
「仕事で計画したことが、なかなか進まなくて、どうして、こんなに進まないんだろう?」という歯がゆい気持ちについて、対話をしたときのこと。
出てきた答えが、「うまくいかない自分で認めてもらうことに意味がある。うまくいった自分が認められても意味がない。だから、認めてもらえるまでは、うまくいっちゃいけない」
実は、私は子どもの頃から、家庭のルールが厳しく、進路などに関して自分の主張が通らないことが多々ありました。
自分の中では「それは仕方がないこと」として受け入れ、自立したつもりでいました。
しかし、潜在意識の中には、当時の自分の満たされない思い「親の希望する自分ではない『本当の自分』を認めてほしい」という思いが、ずっと潜在意識にわだかまっていたのですね。
「他人に認めてもらえるかどうかなんて、関係ない」と、頭では思っていても、心は違うことを感じているものなんです。
表面的には、過酷な体験を乗り越えたようにみえても、潜在意識に取り残された「子どもの頃の想い」がくすぶっていることは、よくあります。
他人からは人生がうまくいっているように見えても、心に感じる「虚無感」「不足感」があって、自分を真に肯定できないケースは、とても多いんです。
でも、そんなときも「潜在意識に抱えていた想い」に気づくことで、そのネガティブな感情すら嫌悪せずに自愛をもって受け入れられる
ようになっていくんですよ。
こうした「潜在意識との対話」を繰り返し、「自分を否定する自分」を自愛で受け入れられるようになると、自然と自愛を感じる自分になっていくんですね。
あなたも、自分の心に意識を向けて、「自分を否定する感覚が、本当は、自分をどう愛したくて存在しているのか?」感じてみてください。
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