今でこそ、セラピストとして「心と体の平和」を大切に生きている私ですが、昔は、尖った性格をしていました(笑)。
なんで、尖った性格になっちゃっていたかというと、いつも現実を見ては「悪い連想をする癖」があったからなんです(涙)。
ネガティブ・シンキングを性格で片付けてはいけない
「私って、ネガティブ・シンキングだから」で済ましていると、そのうち体を壊します。
「脅し」で言っているのではなくて、『体の仕組みって、そうなっているんです』ということをお伝えしたくて言っています。
わたしが長いこと悩まされていたのは、次のような症状。
日常生活の中で、小さな出来事に刺激されて抗う暇もなくスイッチオンになってしまう「嫌な連想」。
或いは、苦しい記憶のフラッシュ・バック。
自動的に、そうなっちゃうから仕方がなかったんです。
じゃあ、今はどうなったかというと???
「自分に必要なこと」「自分が求めているもの」だけに純粋に目を向けられるようになりました♪
ネガティブ・シンキングは偏桃体が暴走しているから
目の前の現実は普通なのに「嫌な考えや感覚がぶわっと湧き上がってくるとき」、脳の偏桃体が暴走しちゃってるんです。
なんでかっていうと、心で感じるストレスって、「現実認知」⇒「認知した現実が、自分にとって利益をもたらすか、不利益をもたらすかの判断(偏桃体が判断)」というプロセスで生まれるものだからです。
なので、大抵、外から想定外のネガティブな出来事がやってきたとき、私たちはストレスを感じるんですよね。
「なんでこうなるの?」
「こんなときに・・・」
「あの人がこうしないから!」
「自部に外の何かのせいで、自分が思い通りにできない」
ストレスを感じたとき、私たちは皆、その原因が自分以外にあり、他人が変われば自分のストレスが解消されると思っています。
だから「愚痴が出る」「落ち込む」、そして「どうしたらいいのか分からなくなる」のです。
だって、他人のせいで自分はこんな状況に置かれているのだから「自分にはこのストレスをどうしようもできない」。まるで檻の中へ閉じ込められたような苦痛ですよね。
しかし、本当にそうなのか?
ネガティブ・シンキング脱出の極意
ストレスを感じるということは、その現実を自分は望まないというサインです。
なら、本当は、自分はどんな現実を望んでいるのか?
それに気づくことが大事!
Q1 あなたにストレスを与えた人のどんな部分をあなたは批判している?
Q2 本当はその人にどうしてほしかった?
Q3 あなたはそのストレスを加えてくる人に何をした?
Q4 あなたとあなたにストレスを加えてきた人との違いはどこ?
例えば、私には以前、「自分たちの生活に干渉してくる親の言葉」にストレスを感じることがありました。
何気なく「今度、○○するんだ」などという報告をしたときに、親が承認ではなく、変更や批判をしてくる。
「いや、こうした方がいいよ」
「○○しないと、××になるよ」
という言葉に対して、「あ~、またイチャモンつけてきた」と思っていたんです。
それに対して、の自己対話が次のような感じになりした。
Q 本当は親にどう反応してほしかったの?
何も言わないで聞くだけにしてほしかった。
Q でも、あなただって、親が何か将来の計画について話してきて、それと違う意見を持っていたら、違う意見を言うことがあるよね?あなたと親はどこが違うの?
親は子どもである自分は親の言うことを聞くべきと思っている。私は、親は自分の助言を聞き入れないこともあると思っている。
「相手に自分の助言を聞き入れない自由がある」と考えているかどうか、そこがちがう。
つまり、わたしは当時、「自分を親に受け入れてもらいたい」と思っていて、親に何かを言われたとき「自分の意見と違う事でも、親の言うことを聞かなきゃいけない」という思考回路になっていたことがストレス原因だと分かるのです。
ということは、「親の言うことを聞かずに、自分の思い通りの計画を実行してもいい」と思えるようになることでストレスはやわらぐ。
とはいえ、親の言うことを聞かずに自分のやりたいようにしたら「波風が立ち」、今度は、そのことにストレスを抱えそうです。
「波風が立つ」と、こうなる。
〇 親が自分のしていることに文句を言ってくる。
〇 そのことが理由で親子の会話がギクシャクする。
〇 親子間に不穏な空気が漂う。
実際に自分の行動が自由になっても、意識の中では「親が自分の行動に賛成してくれないこと」がストレスになってくるだろう、という結論に至ります。
そこで、この問題を突き詰めていくと「本当は親の期待に応えたい。親の言うとおりにして親に喜んでもらいたい」という想いが潜在意識に隠れていることに気づけるわけです。
ここから先は、プロと一緒にゆるめていかないとセルフワークでは難しいかと思いますが、実は、このくらいまで、自分の内面がハッキリすると、かなりスッキリ感を感じることができるんです。
ネガティブ・シンキングは自分で癒せる
ストレスを感じたとき、私たちは皆、その原因が自分以外にあり、他人が変われば自分のストレスが解消されると思っています。
他人のせいで自分はこんな状況に置かれているのだから「自分にはこのストレスをどうしようもできない」。まるで檻の中へ閉じ込められたような苦痛。
ですから、「このストレスな状況は、自分が創り出していることでもあるんだ」「自分でどうにかできることなんだ」という心の姿勢を持つことで、人生がガラリと変わるんです。
どうやって、そんな「心の姿勢」になったらいいのさ!?
ということについては、ソフロロジーのセルフワーク実践サイトをご覧くださいね。