「自分に合った仕事を見つけたい」けど、それがどんな職場なのか分からない、と思っているあなたには、こんな風に思っていませんか?
「自分に向いてる仕事」=「自分が好きなこと」
実は、「好きなことだから」という理由で仕事に選んだ場合、「趣味で自分が好きなようにできていたから好きだったけど、義務になった途端、楽しさが半減してしまった」とか、「仕事になると、その好きなことをする環境や人間関係を選べない」また、「好きだけど収入が悪い」などの理由で、せっかく選んだ仕事が「自分に合わない」と感じることも多いのです。
この記事では、「自分に合った仕事」の見つけ方について、男女別のポイントをお伝えします。
自分に合った仕事を見つける方法
「自分に合った仕事」は、男性と女性でポイントが違います。
女性の場合は、「何をするのか?」に注目する前に、「どんな環境でするのか?」が大切。
それに対して、男性の場合は、「何を達成すると評価される仕事?」が大切なポイント。
まずは、女性が「自分に合った仕事」を見つける方法について。
女性に向いてる仕事環境
人間関係
女性が「自分に合った仕事」を見つけたいときは、「何をするか?」よりも、「誰とどんな環境で仕事をするか?」に注目することが大切。
女性は、「人間関係」によって、モチベーションが大きく左右される傾向があるからです。
子どもの頃から、女子の方が男子に比べて言語の発達が早く、お喋りですよね。
女性は、一日に必要な発語数(話す言葉の数)が男性に比べて圧倒的に多いんです。
ですから、女性にとって「どんなことを話すのが好きな人たちに囲まれて仕事をするのか?」ということは、その仕事が自分に合っているのか?を決める、とても大切な要素となります。
職場で気の合う人がいたら楽しく仕事ができますし、誰とも気が合わない職場は気が滅入ると思います。
仕事を選ぶときには、「仕事内容」だけでなく、「どんな人たちが集まっている仕事場なのか?」にも注目しましょう。
サポート
また、女性にとっては、次のようなポイントも見逃せません。
自分の仕事能力に対して適切なサポートを受けられるか?
環境は、自分が安心して仕事に取り組める場所になっているか?
その昔、狩猟時代には、主に男性が狩りに出かけ、女性は家や子どもを守る役割がありました。
女性にとって「安心して暮らせる場所かどうか」というのは本能的に譲れないポイントなのです。
なので、職場でも「自分が安心して仕事ができる環境になっているかどうか?」という点は、長期、続けられる仕事になるかどうかを大きく左右します。
例えば、「人から見守られている」「気遣ってもらえている」と感じる環境やシステムがあれば、多少、大変な仕事内容でも、ストレスなく仕事に取り組めるでしょう。
また、人間関係だけでなく、職場と家との距離や通勤時間などの物理的な環境も注意してチェックしましょう。
例えば、私が昔勤めていた女性ばかりの職場では、15時頃にお菓子を売りに来てくれる業者がいました。
そのサービスは「お試し」で始まりましたが、ワゴンのお菓子は飛ぶように売れ、「お試し期間後」も継続されました。
一見、仕事とは関係のない楽しみが仕事の行き帰りにあるか、職場内にあるかも、女性にとっては、それなりに大切です。
「どんな仕事内容なのか?」「自分の能力が活かせるのか?」という視点だけでなく、自分が仕事をする「環境が自分に合っているか?」という点にも注目すると、より自分に合った仕事を選びやすくなります。
男性が求める達成感
女性に対して、男性の場合は、環境よりも評価が重要視されます。
男性は、女性に比べると、「競争」したり、「少し難しいことにチャレンジして達成」したりすることに、自分の存在意義を感じやすい傾向があるからなんですね。
いくら環境が良くても「自分に対して望む評価が得られない」のでは、楽しく仕事に取り組めません。
とはいえ、「どんなことに達成感を感じるのか?」「どんなところで自分を評価してもらいたいのか?」は、人によって違います。
ですから、自分が取り組む仕事において「どんな達成感が得られるのか?」「どういった能力や成果が評価される仕事なのか?」は、正確に把握しておきたいポイントです。
「仕事で達成しなければならないこと」に対して、自分が達成したい、と思えなかったり、「仕事で評価される能力や成果」が自分の苦手分野だったりすると、自分らしさを活かすことができず、仕事で大きなストレスを感じやすくなります。
「仕事内容」だけでなく、「達成感が得られるポイント」「評価基準」についてもチェックしてください。
まとめ
「自分に合った仕事を見つけたい」と考えたとき、「仕事内容が自分に向いているか?」という視点ばかりが気になりがちです。
でも実際のところは、職場の満足度は「仕事内容が良い」ことだけでなく、女性の場合は「仕事場の人間関係や環境が居心地が良い」かどうか、男性の場合は「自分が評価され、達成感を感じられる」かどうか、という部分で大きく左右されることを知っておきましょう。
逆に、「やっていることは好きなんだけど、環境がよくない」「やっていることは好きなんだけど、自分が力を入れている点が評価されない」などの理由で、転職を考える人はとても多いです。
「自分に合った仕事」を見つけたいときは、「仕事内容」だけで判断しないことが、成功する秘訣ですよ。