生きていることが無意味に思える・・・。
心の中が空っぽ。
うまく言語化できないけれど、漠然とした人生への焦燥感を感じていませんか?
人生に焦燥感や不安感を抱える人の特徴
自分なりに努力はしているけれど、人生の焦燥感や不安感に悩む方に共通する特徴があります。
それは、「自分のために」生きていないこと。
子どものときから「親に怒られないため」「親の期待に応えるため」に頑張っていたり、大人になっても、「会社のために」「他人に良く思われるために」努力してきた。。。。。
そんなことがありませんでしたか?
表面的にはうまくやれていたかもしれないけれど、でも、心の内側は悲鳴を上げて限界だった。
気づかない間に、そんな無理を重ねて何年も経つと、「これといって問題があるわけではないのに、外から見れば恵まれた人生を送っているのに」漠然と人生への焦燥感や不安感を感じるようになるんです。
表面的にはいい人生なのに、何故 焦燥感?
「人生の焦燥感」に対比されるのが「人生の充実感」。
実は、「人生の充実感」は、何かを達成したり、何かに成功したり、他人から賞賛されたりして感じられるものではないんです。
そうではなく、体内に「オキシトシン」や「エンドルフィン」「ドーパミン」といった幸福感を司るホルモンが出ることで感じられるものなんです。
だから、何かを達成したり、他人から賞賛されたり、表面的に充実した結果が手に入ったとしても、神経が緊張し切った状態だと、こうしたホルモンが分泌されるどころか、ストレス・ホルモンが分泌されてしまい、空虚感を感じることになるのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
焦燥感や不安感を遠ざけるには?
あなたが、普段している行動について、次のような「口癖」や「脳内お喋り」はありませんか?
- 「○○しなきゃ」
- 「周りに△△と思われるから、○○してはダメ」
- 「~~さんのために○○しないと」
とても普通のことのように思われますが、よく見ると、これらは全部、動機が他者になっているのが分かりますか?
「自分のために」生きる」方々は、こうした言葉は、次のような表現になるんです。
- 「○○しなきゃ」 ⇒ 「○○しよう」「○○したい」
- 「周りに△△と思われるから、○○してはダメ」 ⇒ 「△△と思う人もいるかもね。でも、自分にとっては大事なことだから○○しよう」
- 「~~さんのために○○しないと」 ⇒ 「~~さんに喜んでもらいたいから、○○しよう」
行動を決断している理由が自分軸なんです。
他人がどう思うか、ではなく、「自分がどうしたいか」。
まずは、「やらなきゃいけない」と思っていることについて、「自分はどうしたいんだろう?」と問いかける癖をつけてみてください。
自分が嫌になってしまうときも「自分は、本当はどうしたいんだろう?」「自分は、本当は今、何したいんだろう?」と問いかけてみてください。
そして、最初は白々しくても、口癖を「○○しなきゃ」から「○○しよう」「○○したい」に変えていってみましょう。
焦りや不安が邪魔して自分軸で動けないとき
「本当は、自分はどうしたいのか?」に気づけるようになっても、「不安や怖れ」が邪魔をして、スッと行動できないかもしれません。
また、「本当は、自分の意見は違うのに、ついつい相手に合わせて頷いてしまう」自分が嫌になることもあるかもしれません。
そんなときは、自分を否定せず、「できないよね」「ノーって言えないよね」「それで嫌われてしまうのが怖いよね」「何か失敗をしてしまうのが不安だよね」と、自分に共感の声を届けてあげましょう。
いつも、神経を緊張させて周りの思惑を汲み取り、頑張ってきた潜在意識は、あなた自身に「よく頑張ってきた」と気づいてもらうことを求めています。
そして、自分への共感が深くなればなるほど、緊張していた神経がゆるんで、幸せホルモンが分泌されやすくなるんです。
漠然と感じる「焦燥感」や「不安感」についても、「どうにかしなきゃ」と自分を追い詰めず、「焦るよね」「不安だよね」と自分の負の感情に寄り添ってあげましょう。
他人に合わせて自分を押し殺して生きる生き方と決別するには、逆説的な話ですが、「自分を押し殺してきた生き方」を否定せず、頑張った自分の勲章だと受け止めてあげることが大事。
認めてあげることで「他人の期待に応えよう」という潜在意識の緊張がゆるんでいきます。
人生の焦燥感と不安感への処方箋
人生の焦燥感や不安感は、「自分のために生きていないよ・・・」を知らせるためのサイン。
次のことを意識して過ごすことで、少しずつでも神経をゆるませていきましょう。
自分への「問いかけ」と「口癖」を変える
「自分はどうしたいんだろう?」と問いかける癖をつける。
自分が嫌になってしまうときも「自分は、本当はどうしたいんだろう?」「自分は、本当は今、何したいんだろう?」と問いかける。
口癖や脳内お喋りを「○○しなきゃ」から、「○○しよう」「○○したい」に変えていく。
自分への「共感」を意識する
焦燥感や不安感を感じる自分に共感してあげる。
他人のことばかり気になって「自分のための行動」をするのが怖い自分に共感してあげる。
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