子守唄はどの国の言葉でも意味が分からなくても何かが伝わってきて私は好きなんです。
唄はどんな時でも子育ての味方です。もし子どもに触れ合う機会がない方で、それでも、たまに親戚の子どもに会うのだけど接し方があまり分からない方は唄を歌ってあげるといいと思います。
唄に適当に手ぶりをつけるとか頭を動かすと、さらに子どもは喜びます。
フランス語を勉強して間もないという方や、フランス語に興味はあるけど勉強したことがないという方も子守唄は単純なメロディーで、短くて、くり返しばかりなので覚えやすいことでしょう。
フランスの子守唄~Fais dodo Colas, mon p’tit frère
今回ご紹介するのは
お姉さんかお兄さんが弟に歌ってあげている子守唄で、
むかし昔、私が最初に覚えたフランス語の唄でもあります。
「Fais dodo Colas, mon p’tit frère」
歌詞
Fais dodo
Colas, mon p’tit frère,
Fais dodo, t’auras du lolo.
Maman est en haut,
Qui fait du gâteau,
Papa est en bas,
Qui fait du chocolat,
Fais dodo
Colas, mon p’tit frère,
Fais dodo, t’auras du lolo.
フェー ドド
Colas, mon p’tit frère,
コラ、モン(プ)ティ フレール
Fais dodo, t’auras du lolo.
フェー ドド、 トラ デュ ロロ
※リズムが取りにくい場合(プ) は省いても大丈夫です。
Maman est en haut,
マモン エッタンオ
Qui fait du gâteau,
キフェ デュ ガトー
Papa est en bas,
パパ エッタンバ
Qui fait du chocolat,
キフェ デュ ショコラ
フェー ドド
Colas, mon p’tit frère,
コラ、モン(プ)ティ フレール
Fais dodo, t’auras du lolo.
フェー ドド、 トラ デュ ロロ
逐語訳
Colas, mon p’tit frère,
Fais dodo, t’auras du lolo.
fais ~~しなさい
dodo 寝るの幼児語「ねんね」
Colas 人名
mon (男性名詞に対する所有格)「私の」
p’tit =petit 小さな
frère 兄弟
t’ あなた
auras もらえる(持つの未来形)
du 助詞
lolo おっぱい
ここまでをまとめると
しなさい ねんね
Colas, mon p’tit frère
コラ君、 私の弟
Fais dodo, t’auras du lolo
しなさい ねんね。 もらえるよ、おっぱい。
次のフレーズです。
Maman est en haut, Qui fait du gâteau,
Papa est en bas, Qui fait du chocolat,
Maman ママ
est be動詞
en 場所を表す助詞
haut 上
Qui 英語のwho
fait する、作る
du 助詞
gâteau ケーキ
Papa パパ
est be動詞
en 場所を表す助詞
bas 下
Qui 英語のwho
fait する、作る
du 助詞
chocolat ココア
Maman est en haut,
ママは 上にいる。
Qui fait du gâteau,
その人はケーキを作っている。
パパは下にいる。
Qui fait du chocolat,
その人はココアを作っている。
全体を日本語っぽく訳すと
「ねんねだよ。
弟のコラくん、
ねんねしたら、おっぱいもらえるよ。
ママは上でケーキを作ってるよ。
パパは下でココアを作ってるよ。
ねんねだよ。
弟のコラくん、
ねんねしたら、おっぱいもらえるよ。 」
幼児語も多いので特に覚えておくと大人の生活に役に立つという言い回しはありませんが
Maman マモン お母さん
※日本語表記はママンとされることが一般的ですが発音はマモンに近いので「マモン」と覚えておいた方が聞き分けやすいと思います。
Papa パパ お父さん
mon petit frère モン プティフレール 私の弟
他に、クラシックバレエの腕のポジションの言い方にも出て来る
en haut アン・オ 上に
en bas アン・バ 下に
以上は一般表現なので旅行中でも耳にすることがあるでしょう。
en haut アン・オ 上に
en bas アン・バ 下に
これらについては唄の中にあるように上の階、下の階という時に使うこともありますし、「何かの上に・下に」行く、いる、ある、という時にも使います。