「使命」「天命」が自分にもあったら、と憧れることがありませんか?
でも、「使命」や「天命」と思えるほどのことに、自分も本当に出会えるんだろうか・・・。
そんな不安もあるのではないでしょうか?
大丈夫です!
「使命」や「天命」に覚醒することは、特別なことではありません。
「使命」「天命」とは、自分の最も高い価値観を実現しようとする生き方の中に見つかります。
私たちは、楽しいけれど挑戦がない生活を送っていると「退屈さ」や「虚無感」を覚え、新しい挑戦が欲しくなります。
ところが、他人に押し付けられた挑戦や、義務としてやらなければならない挑戦は、ストレスになるんです。
充実感や生きがいを感じられる挑戦は、自分の価値観を実現しようとする挑戦であり、多くの場合、そこに使命を見つけることができるのです!
では、そんな「使命」の覚醒に繋がる大切な価値観は、どうやったら見つかるのでしょうか?
使命の覚醒に導く価値観は潜在意識の中に
「使命」の覚醒に繋がるような大切な価値観は、潜在意識にインプットされています。
/
そんなの、どうやったら見つけられるの?
\
大丈夫ですよ、それを見つける方法をこれからご紹介していきます。
実は、人間行動学では、「潜在意識の中では、自分が持っている価値観の中に優先順位がついている」とされています。
つまり、「あれも大事だけど、これも大事、どっちの方がが大事なのか分からない・・・」ということはなく、「AよりもBの方が大事」ということが潜在意識の中では、はっきりしている、ということなんです。
潜在意識の中にある価値観の優先順位が、顕在意識でも把握できれば、人生の選択はより確信を持ったものになっていきます。
その価値観の優先順位が表れるのが、私たちの感情なんです。
一体、どういうことなのでしょうか?
私たちは、潜在意識の中の高い価値観と現実がマッチしているときには心が満たされ、充実感を感じ、現実が自分にとって大切な価値観に反していると、ストレスを感じる仕組みになっています。
つまり、使命の覚醒に繋がる価値観を見つけるには、あなたが「どんな出来事にストレスを感じるのか?」を分析すればいいのです。
というのも、人は、満たされた感覚や充実感よりも、ストレスや不満の方に強く感情が揺さぶられるからです。
使命の覚醒に繋がるストレス分析
それでは、使命の覚醒に繋がる価値観を見つけるために、あなたの人生を振り返ってみましょう。
まずは、人生の中で最も闇の時代、辛かった時期のことを思い出してみてください。
- その時期、あなたは何故、そんなに辛い思いをしたのでしょうか?
- どんなことを我慢し、どんなことに怒りや悲しみを感じましたか?
- 当時の自分が欲しかったもの、欲しかったのに手に入らず、絶望的な気分になったことは何ですか?
欲しいものがどうしても手に入らず、心の中で誰かを責めたり、自分を責めたりしたことがあったら、その手に入らなかったものに、あなたの潜在意識はとても高い価値を感じています。
私たちは、その価値観を忘れ「それが自分にとって大事だ」という事実に蓋をして生きていることがよくあります。
「世間で大事だと思われていることが、自分にとっても大事だ」と信じ込み、「自分にとって大事なこと」を忘れた方が、世渡りしやすいかのように錯覚してしまうことが多いのです。
けれど、頭の中にどんな考えがあったとしても、潜在意識は「あなたにとって本当に大事な価値観」を知っています。そして、その価値観とマッチしない現実には、あなたの思考とは裏腹に、強いストレスを感じてしまうことになります。
そして、その価値観こそ、あなたが使命感を感じる価値観へと繋がるのです。
今度は、現在のあなたについて、振り返ってみましょう。
どんな人を見ると「なんとかできないものか?」という気持ちが自然と湧き上がってきたり、どんなニュースを見ると腹が立ったりしますか?
仕事で目の当たりにする誰かの人生や、ニュースで耳にする出来事、友人の近況などで、「なんとかしたい」と、ついつい「解決策を考えたり、アドバイスしたくなる」ことは何でしょうか?
「なんとかしなきゃ」と、毎回、心に強い印象が残る「人の悩み」や「社会のひずみ」が、どうなってくれたらいいのに・・・、と思っていますか?
それが、あなたが目指している「理想の世界観」です。
よく「誰でも、そんなことはない方がいいと思うに決まっている」と思うものですが、実は「アドバイスしたくなること」は、人によって様々で、あなたが感じていることは「誰にとっても当たり前に感じること」ではないのです。
感性は人それぞれです。
どんなに大切な人の悩みを聞いていても、自分にとって大切でないテーマについては、「ふぅん、そっか。大変だね」と、他人事のように感じてしまったり、「自分にできることは何もない・・・」と感じ、聞くのが辛い、と感じることさえあるものなんですね。
ところが、実際には自分にできることが何もなくても、「自分にとっても大切なテーマについての悩み」だと、人は無意識に相手の話に聞き入り、そのことについて後からまた思い出して「あぁでもない、こうでもない」と考えてしまうものなのです。
使命とは何か?
そもそも「使命」や「天命」とは何なのでしょうか?
歴史的な偉人伝や映画などを見ると、あるとき「ひらめき」のような「神様からの天啓」を受けるシーンがよく見られます。
フランスで活躍したジャンヌ・ダルクや、インドで活躍したマザーテレサなども、そんな風にして、あるとき「天啓」を受け、オルレアンやインドの貧民街へ出かけていきました。
あなたは、「使命」など「天啓」を受ける人は選ばれた特別な人、そんなイメージを持っていませんか?
実は、「使命」に覚醒するのに、「天啓」を受けなければいけない、ということはありません。
特に映画などですと、「天啓」を受けるシーンで天から光が降ってきたり、超自然的な出来事が起こったような演出がなされ、観客として気持ちが盛り上がるものですが、それは単に映画をおもしろくするための演出に過ぎません。
使命に覚醒するための「天啓を受ける」とは、分かりやすくいえば「気づきを得る」ことなんです。
「自分はこういうことを大事に思っている人間なんだ」「こんな世界観を実現するための活動に携わるとエネルギーが湧いてくる」ということに気づく瞬間、それが「天啓を受ける」瞬間ということです。
そのことが、信心深い方には、神様の声が聴こえたような気になるのかもしれませんが、それは実際には「潜在意識から聴こえてくる自分自身の声」に気づいた、ということに他なりません。
この記事でご紹介したセルフワークでは、あなたの潜在意識が知っている「あなたにとって大事なこと」そして、願いが叶うなら、こんな世界になって欲しい、という「理想の世界観」が分かるようになっています。
これらが、あなたの使命とどう繋がるのでしょうか?
「使命」とは自分の理想の世界観・価値観を実現しようとする生き方の中に見つかるものです。
ジャンヌ・ダルクは、「フランスという国の存続」を使命とし、対イギリスとの戦いをフランスの勝利へと導くための活動をしました。
(そのおかげで、今もフランスという国が存在しているともいえます。)
マザー・テレサは、「愛のある世界の実現」を使命とし、最も愛が行き届いていないと感じた「貧しい人、必要とされていない人、死を待っている人」のお世話をすることで、「愛」を世界の隅々まで行き渡らせるための活動をしました。
「理想とする世界観」に気づいたら、そこから使命に覚醒するには2つの方法があります。
1つは、「理想とする世界観」を少しでも現実に近づけるために、どんな活動が自分にとって最適か?を考える。その活動を決めるうえでは、あなたの強みやスキル、性格、価値観などが役に立ってくるでしょう。
2つ目の方法は、自分の身の周りの世界を少しでも「理想の世界観」に近づけよう、という意志を持って、今している仕事やプライベートに当たる、という方法です。具体的には、自分の行動や思考、発言などの指針を定める、ということです。
さらに、人間行動学では、普段しているあなたの「行動」や「お金の使い方」、「時間の使い方」などを読み解くことで、潜在意識に眠る強みや、より細かい価値観の優先順位などが分かるようになっています。
それらを元に「潜在意識との対話」で気づきを深めると、感覚的にも「どんな風に、この人生を生きることで、自分に価値を感じ、充実感を感じられるか」に覚醒できるようになります。
本記事のセルフワークよりも、さらに詳しく自分の使命や価値観に覚醒したい方へのご案内はコチラ☆