あなたには、こんな不安がありませんか?
- 人と違ってはいけない、と思っている。
- 人と同じでないと不安。
- 周りの目が気になる。
- 自分が周りに溶け込めているのか気になる。
- 目立ちたくない。
- 自分に自信がない。
その反面、周りの目を気にせずに行動したり、思っていることを自由に発言したりすることができないことに「生きづらさ」を感じてもいるのではないでしょうか?
『人と違う不安から解放されたい』あなたに、「人と違う不安の根本原因」と、その「呪縛から解放されるワーク」をご紹介します。
目次【興味のある内容へジャンプ】
「人と違う」と不安になる理由
何故、あなたは「人と違うこと」に不安を抱いてしまうのでしょうか?
こうした否定観念の多くは、幼少期からの経験の積み重ねによって、徐々に出来上がっていきます。
例えば、あなたには次のような経験がありませんか?
- 親が世間体を気にする人で、「周りにどう思われるのか、分かっているのか?」というような言い方で、叱られたり、プレッシャーをかけられたりしたことがある。
- 引っ越しが多かったり、帰国子女だったり、病気を患っていたりして、周りの皆に溶け込めずに、子どもの頃から大人になっても、ずっと疎外感を感じながら生きてきた。
- 親が共働き家庭で、幼い頃から「分からないことがあっても聞ける人がおらず、自分のしていることに自信がなく、誰かと同じようにしていれば指摘されなくて済む」と思っていた。
「人と違うことが不安」という感情、その感情と似た感情を味わった体験を、過去へ過去へと遡っていってみてください。
こちらの記事にある「インナーチャイルドワーク」技法を活用すると、思い出しやすいかもしれません。
苦手や怖れを克服したい人のための心理手法「インナーチャイルドとの対話」4ステップ 【体験談】
もし、あなたの親が、あなたの行動の良し悪しを「周りの目にどう映るか?」「他の子どもたちと比べて発達スピードが遅れていないか?」という基準で判断してきたとしたら、あなたの無意識にも「皆と違うことが恐ろしい、不安だ」という感覚が刻み込まれていることでしょう。
さて、「親が世間体を気にする人だった」、幼少期から「周りと違うことでイジメなどにあってきた」、もっと他の理由があったとしても、『皆と違うことが不安』になる理由は、実は、たった一つなんですね。
それは、一体、何なのでしょうか?
「人と違う」不安の裏に隠された潜在意識の欲求とは?
あなたの心の中にある「人と同じでいたい」という気持ちの裏には、実は、「潜在意識の隠れ欲求」が潜んでいるんです。
一体、どういうことなのでしょうか?

それは「人と同じなら、悪いことは起こらないから安心だ。だから、安心したい」という欲求なんです。
つまり、「人と違うことへの不安」は、裏を返せば「安心したい」という欲求があったということなんですね。
「不安」や「恐怖」というものは、根本的には「安心・安全という感覚の欠如」が原因となって出てくる感情だからです。
結論:「安心・安全という感覚」を育めばいい。
ということなのですが、問題は「人と同じ」になったからといって、「恒久的な安心感」は得られないことです。つまり、「皆と違うことの不安」から解放されることはないのです。
では、どうしたら真の欲求である「安心感」を得られるのでしょうか・・・?
それには、「人と同じなら安心」という価値観を捨て、「人と同じでなくても安心」と感じられるようになることなんです。

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そんなの、簡単にできたら悩みませんよ。
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・・・ですよね(笑)。
では、具体的には、どうしたらいいのでしょうか?
「人と違う」不安から解放される3つのワーク
基本的には、人が感じる「不安」は、想像によって創り出されることが多いものです。
「不安」の9割は、事実に根差した危険を元にしておらず、「思考」が創り出した幻想だからです。
ですから、その思い込みの幻想をニュートラルに戻していくことで、不安を和らげることができるのです。
今回は、次の3つのワークをご紹介します。
人と違う不安から解放されるための3つのワーク
- 「人と同じなら安心」という幻想を崩すワーク
- 「人と違っても安心」ということに気づくワーク
- 「人と違うと不安、怖い」という価値観をあなたに刻み込んだ他人の価値観の呪縛から解放されるワ―ク
ぜひ、ワークを実践して「不安」を「安心感」に変えていってくださいね!
「人と同じなら安心」という価値観を捨てる方法
「人と同じなら安心」という価値観を捨てるには、「人と同じ」ことのメリットだけでなく、デメリットに気づくコトで、認知の歪みを調整していくことが大切です。
そのために、今あなたが持っている「思い込みのイメージ」を書き出してみましょう。
あなたが思う「人と同じ」ことのメリット
- 「皆と同じ」人たちが持っているメリットを書き出す。(あなたの思い込みでOK。)
- 「人と違う」自分が持っているデメリットを書き出す。(あなたの愚痴や不満)
これが、あなたの今の物事の見方なんですね。
それでは、真実についても考えてみましょう。
現実の客観的な認知
- 「自分が人と違う」と感じた場面をリストアップする。
- そのとき、被ったデメリットが具体的にあったか、どうか思い出してみる。
- 「人と違う」おかげで、身についた能力があるとしたら、それは何か、リストアップする。(「ある」という前提で考えましょう。)
- 3の答えが、今の自分やこれまでの自分ををサポートしてくれたとしたら、それはどんなことだったか、リストアップする。
- 「皆と同じ」で困ったことがあるとしたら、どんなことがありそうか、リストアップする。
(「皆と同じ平凡な人」が持っている悩みがあるとしたら、どんなことでしょう?)
こうして整理してみると、「人と違う」ということが、大きな不安を抱える程のデメリットでもない、と思えてきませんでしたか?
「人と違う」ということが、それ程大きなデメリットでない、と感じられるまでワークを続けることがポイントです。
「人と同じでなくても安心」と感じられるようになる方法
実は、あなたが思い込んでいるほど、あなたは「人と違う」わけではありません。
思い込みのセルフ・イメージから、自分を解放してあげましょう。
自分の「人と違うレベル」測定
「皆は〇〇なのに、自分は△△」
あなたの場合、この〇〇と△△に、どんな言葉が当てはまりますか?
このフレーズをどこかにメモしておきましょう。
- そして、今この瞬間から「〇〇でない他人」を探してましょう。
- 同時に「△△である他人」も探してみます。
- さらに、「自分の〇〇な側面」と「自分が△△でない瞬間」も探してみます。
- 1週間後に、このメモ「皆は〇〇なのに、自分は△△」を再度、眺め返してみてください。
いかがでしたか?
意外と人は、皆、同じではない、ということに気づいたでしょうか?
あなたも人と違うかもしれませんが、人も皆と同じではないんですよね。
他人の「価値観の呪縛」から解放されるためのワーク
これは、親が世間体を気にする人だったり、イジメや疎外感を感じる体験をしたなど、他人の行動がきっかけで「人と違う不安」を感じるようになってしまった方のためのワークです。
そのために、今あなたが持っている「思い込みのイメージ」を書き出してみましょう。
あなたが「人と違う」と批判的に言った人の価値観・発見ワーク1
- 過去に、あなたに対して「人と違ってはいけない」という価値観を植え付けてくれた人を思い出してください。その方は「人と同じ」であることで、何を守ろうとしていましたか?その人たちにとって「大切なもの」とは、何だったのでしょうか?何を失うことを怖れていたのでしょうか?
- 1で気づいた「彼らの価値観」は、あなたにとっても、心から大切だと感じられますか?
- あなたにとって、「心から大切だと感じるもの」とは、どんなことなのでしょうか?
あなたが「人と違う」と批判的に言った人の価値観・発見ワ―ク2
- 過去に、あなたに対して「人と違ってはいけない」という価値観を植え付けてくれた人を思い出してください。その方が、あの瞬間は「人と違うことをしていた」「人と違ってもいい、と認めていた」という出来事があったとしたら、それは、いつですか?
- そのとき、彼らは、どういう判断基準で「人と違ってもいい」という行動や発言をしたのでしょうか?そのときの彼らにとって「人と同じである」ことより、大切だったことは何ですか?
- あなたにとって、「人と違ってもいいから、こっちの方が大事だ」と思えるくらい「心から大切だと感じるもの」は、どんなことですか?
「もっと人と同じだったら、安心できるのに・・・」という幻想的な思考を手放して、もっと楽に「自分らしく」いられるようになりましょう!
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