子どもが泣きやまなくてヘトヘトになってしまう

こんな悩みを抱えながら独りで頑張っていませんか?

どうにかして泣き止んでもらいたい。

こんな悩みを解決するための親子コミュニケーションのアドバイス。

体験談を織り交ぜながら、フランスでは当たり前になっている児童心理の最先端をご紹介します。

最新の知識で子どもの心の成長をサポートしたい親御さんへ向けて書いたセラピスト記事をどうぞお楽しみください。

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赤ちゃんはいつ頃から大人の言うことが分かるようになる?

「言葉を話さない年齢の子どもは大人の言っていることが分からないはず」と思っている大人は多いですよね。

実は私もそうでした。

子育てを始めるまでは「赤ちゃんは違う星の人」のような感覚を持っていました(スミマセン)。

けれど、実際には子どもは赤ちゃんのときから周囲で起こっていることや大人の言葉の意味のほとんどを自分なりにキャッチしています。

 

単に、それをアウトプットするのに大人と同じ言葉を話さないから、大人にそれが伝わらないだけ、なんです。

私の場合、子育てをするようになってから専門家の意見を耳に入れる機会が増え、それらの知識と照らし合わせて娘の反応を観察していく中で「本当に分かってる!」と確信するようになったんです。

何でも分かる赤ちゃんにびっくりした体験談

一番最初に大きな驚きを覚えたのは娘が生後七、八ヵ月頃のことでした。

その頃、娘は保育園に通っていました。

一般的には、どんな子どもも最初は保育園を嫌がっても、1ヶ月もすれば保育園に慣れていきます。幼い子ども達の適応能力はとても高いからです。

ところが、私の娘は違いました。

保育園に通い始めて3、4ヵ月経った後も保育園で泣きつづけるという在り様。

他の園に通わせている親御さんたちの話を聞いても、娘の通う保育園の保育士さんたちの質は高く、子どもたちをとても大切に思ってくれる保育士さんたちでした。

また、子どもが保育園に慣れないのは親が心理的に子離れできていなかったり、保育園に預けることを不安に思っていたり、というケースも聞いていましたが(良くも悪くも)私の場合は心当たりがなく・・・。

保育園の環境が特別に悪いとも思えないし、私も保育士さんたちをとても信頼していたので、どうしたものか、と思っていたところ、ある日、新しく保育園に就任した幼児教育の専門家(保育士資格の中でもレベルの高い資格)が、朝、娘を預けに来た私たちに話しかけてきました。

「この子は、自分がどうして保育園に来ているのか分かっていないみたいに見えるわ。

おもちゃに興味はあるみたいなの。おもちゃに手を伸ばそうとするんだけど、まるで自分は遊んではいけないと思っているみたいに、伸ばした手を引っ込めることがあるの。

表情を見ていても「私、どうしてこんなところにいるのかしら?」って感じなのよ。

きっと自分が保育園に来ていることに納得していないのね」

私はその頃、子どもは環境の変化に初めこそ戸惑うけれども「どうしてこんな環境にいるのか?」など疑問に思うなどとは考えたこともなく、どんな赤ちゃんでもすぐに新しい環境を受け入れるものだと考えていました。

なので、このベテラン幼児教育専門資格を持った保育士さんにこんなことを言われてかなり驚いてしまいました。

 

そう言われた日はちょうど、夫婦で子どもを保育園に送り届けた日だったので、早速、園長室でその保育士を交えての4者面談。

(「生後七か月にして園長室送り」となりました。)

その園長室で、この保育士さんは娘にこう説明したのです。

「○○ちゃん(娘の名前)は、どうして自分が保育園に来ないといけないのか、分からないのかもしれないね。

○○ちゃんが保育園に来ているのはね、ママとパパがお仕事をしているからなの。

子どもと同じように、大人にもやらなきゃいけないことがあるの。ママとパパはお仕事に行かなくちゃいけないの。

だから、その間、○○ちゃんが遊ぶために保育園に来てるの。

保育園にあるおもちゃでもっと楽しんでいいのよ。

保育園にはママとパパはいないけど、○○先生や○○先生(保育士の名前を列挙)がママとパパの代わりになるから大丈夫よ」

私たち夫婦も、この保育士さんの指導に促されて「パパとママは仕事に行っていても一日中娘のことを考えていること。娘が保育園で一日中(といっても当時は数時間でしたが)パパとママを恋しく想っているように、パパとママもいつも娘に会いたいと思っていること。仕事が終わると娘に会うために保育園に走って迎えに来ていること」などを説明しました。

すると、この日を境に娘は保育園で泣かなくなりました。

嘘のようですが、本当の話なんですよ~。

この日以降、私は頭の中から「赤ちゃんだから分からない」というフレーズを忘れることにし、どんなに小さな赤ちゃんでも赤ちゃんはすべて大人の意図を理解しているという前提で触れ合うようになりました

すると、初対面や他人の子どもでも、あっという間に私と仲良くなって、笑いかけてくれるようになりました。

おかげで、子育てがスムーズになるばかりか、街で出会う生後数か月のベビちゃんの笑顔に恵まれるようになって一石二鳥です!

イヤイヤ期子育てにも役立つ 信頼関係とコミュニケーション

赤ちゃんに対しても、大人同士の間でも、実はコミュニケーションの構造って同じなんですよ。

大切なコミュニケーションの構造、それは「信頼関係が土台」ということです。

「どうせ言っても、相手は理解しないよね」という心の態度で接していれば、大人だって相手に心を開きませんよね。

赤ちゃんもイヤイヤ期の子どもも、それは同じなのです。

 

例え、イヤイヤ期の子どもであっても「良質の信頼関係」が親子の間で成り立っていれば、親子の諍いが圧倒的に少なくなります。

それは、子どもが「イヤ」と言いながらも親の言うことに耳を傾け自分で考え自分の意思で “親の言うことを聞こう” と思ってくれるからです。

 

イヤイヤ期は子どもが自立心を養う時期なので、表面的に「親に従う」という構図が作られると「イヤイヤ」が始まりやすくなります。

でも、たとえ親が提案したことでも、見かけ上「子ども本人がそう決めた」という形にすることで、子どもは圧倒的に親の言うことを受け入れてくれるようになるんです。

 

子どもに「自分が決めたんだ!」と思ってもらうためには、子どもが「ママやパパは自分の言い分に耳を貸してくれる人たちだ」と思われていることがとても大切です。

その安心感があって初めて「親の言うことを理解しようとし、自分でそうすると決める」プロセスを踏むことができるからです。

(※「言うことを聞かないと○○はなしよ」などのような脅しによって、子どもに親の言うことを聞かせるのとは心のプロセスが全く異なります。)

 

再び、私の体験談なのですが、うちの娘の場合で言うと、私から「~してほしい」と娘に提案すると、必ず一度「否定」が入った後、聞き入れてくれます。

うちの例:

私「○○ちゃん、お洋服着てちょうだい」

娘「いや」

私「あ、そうなの、嫌なの」
娘の「イヤ」を渋々受け入れた態度をとって、仕方なく他の事をする素振りをすると娘はご機嫌。
(表面上は、私が娘の言い分に従わされた構図になります。)

娘 一人で遊ぶ。
1、2分もしないうちに 「お洋服着る~」 と私に言いにくる。

一見落着。

要は、洋服を着るのが嫌なのではなく「ママに言われたことを受け入れるのが嫌」(言われたことを受け入れてばかりいるのは赤ちゃんのすることだから)。

そして「自分のすることは自分で決めたい」これがイヤイヤ期の子どもの心理状況なんですね。

自分が好きなタイミングで、やるべきことを自分で決定した場合は、子どもにとって「親に言われたからそうする」という認識ではなくなるので、子どもの方から意欲的に取り組んでくれるようになり、その後の子どもの行動も迅速に。

 

赤ちゃんの頃は従ってばかりいた親の要求を拒否し、親に自分の「拒否(イヤ)」を受け入れさせ、自分で自分のすることを宣言して、その宣言を親に受け入れてもらう。

この一連の流れを繰り返すことによって、子どもはこれまで一心同体のように感じていた親と自分が「別の存在だ」ということを潜在意識に何度も刻み込んでいきます。その後に個人としての人格形成を開始していくことができるようになるんです。

イヤイヤ期に、「イヤ」や「自分の宣言」を親に受け入れてもらう経験をした子どもは、その後、親ではない他人に対しても「嫌なものに対してノーと言う」「自分のしたいことはコレです、と相手へ伝える」そんな勇気ある行動ができるようになっていきます。

「自分が相手を否定しても、自分は受け入れてもらえる」「相手の意向に関係なく、自分の意向を言っても受け入れてもらえる」という自己信頼(自己肯定感)が養われるからです。

 

「今、目の前で子どもが大泣きしている状況をどうにかしたい!」という近視眼的な思考に陥ってしまいがちですが、長期的視点を忘れずに親子で穏やかなコミュニケーションができると育児疲労も減るはず、と私は思っています。あなたはどんな感想を持ちましたか?

 

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