子育ては疲れます。忍耐が必要です。そして体力も気力も消耗します。そんな状況の中、しかもワンオペで(片親育児で)、子どもの癇癪が収まらないときは、発狂しそうになるほどストレスがかかりますよね・・・。

子育ての全ての問題は「コミュニケーション」が鍵を握ると私は思っています。

「でも、言葉を喋らない赤ちゃんとコミュニケーションなんて成り立ちませんよ(泣)」そんな疲弊した声も聞こえてきそうです。

でも、コミュニケーションとは言葉を使う前に、実は始まっているんですよ。

分かりやすくご説明しますね。

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赤ちゃんが泣くには、赤ちゃんなりの理由がある

言葉を理解できない赤ちゃんが泣くと親は困ります。「赤ちゃんが何を求めているのか?」「どうしたら泣き止んでくれるのか?」必死に探し、試して、それでも赤ちゃんが泣きやんでくれず、親が疲れてイライラしてしまう。よくある話だと思います。

けれど、赤ちゃんは基本的には何か訴えたいことがあるから泣いているに過ぎません。

大抵は「オムツ変えて~」「お腹すいた~」「眠たいのに眠れない~」この三大要求のオンパレードですが、時にこれらのどれにも当てはまらないことがあります。

けれど、それでも赤ちゃんは決して親を困らせるために泣いているのではありません

赤ちゃんが求めているのは「自分の訴えを理解してもらうこと。そして自分の要求を満たしてもらうこと」です。

ですから、親の関心が「赤ちゃん、お願いだから早く泣き止んで~(泣)」にあると、赤ちゃんは心が満たされず泣き止んでくれないのです(悲)。

(「泣き止みたくて泣いてるんじゃない~!!」と、もっと怒って娘に泣き出されること、私もよくありました。)

赤ちゃんは、とにかく安心できる環境を求めています

自分では何もできないからです。

生き延びるためには、誰かが自分を危険から守ってくれ、誰かが自分の不快症状を取り除いてくれる必要があります。

安心できない状態は、自分の生存が脅かされていることを意味しているからです。

実は、この「安心感」は赤ちゃんだけが必要としているものではありません。

子どもも大人も皆が必要としているものなんです。

ただ、赤ちゃんは安心できる環境がすごく狭いんですよね。だって赤ちゃんなんですから。

赤ちゃんは、まだ無意識と顕在意識の境界がはっきりと出来あがっていないので、赤ちゃんが泣いてもママが落ち着いて「大丈夫」という気持ちでいるだけでも、安心してくれます。

では、もう少し大きくなった子どもの場合は?

子どもの心に欠かせない「安心感」

赤ちゃんからすこし成長した子ども、特にイヤイヤ期の子どもは激しい癇癪を起こすことがよくあります。

些細なことで、まさかの大泣きが始まり、にっちもさっちもいかなくなる。そんなことは子育てをしていれば日常茶飯事です。

けれど、そんなときでも、子どもは親を困らせるために泣いているのではないことを頭の片隅に置いておくと冷静さを保つのに役立ちます。

子どもがどんなに親を困らせる行動をとっていても、親に激しく抵抗していても、子どもは常に親の愛情で安心させてもらえることを求めています

考えてもみてください。

大人でも時にイライラを鎮静化させることができず、誰かに嫌味を言ってしまったり、八つ当たりしてしまったり、物にあたってしまったりすることがありますよね。

感情というのは、自分の意思とは関係なく勝手に湧き上がってくるものであり、人間はそれを表現して昇華する体と心の仕組みになっています。

表現されないということは「抑圧」されて、後々大爆発することを意味しています。

だから、むしろ「今、感情表現してくれてありがとう」なんです。

大人にも、湧き上がってきた感情のコント―ルに困ることがあるように、癇癪を起こしている最中の子どもも、自分がどうして泣いているのか分からず、その激しい感情をどうやって静めればよいか分からず途方に暮れています。

そんな風に途方に暮れて助けを求めているのがギャン泣きしている子どもなのです。

(とても助けを求めているようには見えないのは私もよく分かりますが……。)

そんな感情の嵐の中にいる子どもに親が「安心感」を与えようと心がけることによって、子どもは少しずつ激しい感情を自らの力で静める術を身につけていきます。

すると成長と共に、子どもは穏やかで親とコミュニケーションのとりやすい人間になり、親子紛争も減っていきます。

(二歳のときの娘は自分で泣き止むことができると「見て見て!泣くの止めたよ」と駆け寄ってきていました。)

自分の感情の大波を静める力は、やがて、人生の大切な場面でプレッシャーやストレスに押しつぶされずに自分自身を保ち自らを発揮するための力として育っていくことになります。

子どもがギャン泣きしだしたら「もう、なんでこなるの?(怒)」というイライラを脇へおいて

(怒りは6秒で過ぎ去るので、6秒間、深呼吸で乗り切りましょう。)

「わが子の安心バロメーターがゼロになった!私の助けを求めている!」と、ヒーローになって子どもを救出に駆けつけてあげるくらいの気持ちで十分です。

ママはヒーロー
  1. まずは親である自分の表情を柔らかくします。(大抵こういうときの親の顔はこわばって、すごく硬い表情をしていますからね。)
  2. そして優しい声音で話しかけてあげます。
  3. 「~したいの?そうだね。~したいね」とりあえずは、この言葉で子どもは心をひらいてくれるでしょう。「でも~だから、今はできないの」という言い聞かせの言葉は子どもが落ち着くまで待った方が賢明です。癇癪を起こしている最中の子どもは、大人の筋道だった説明を理解できる状態ではないからです。
  4. 子どものしたいことができるのがいつになりそうか、教えます。「晴れの日にはできるよ」など、感覚的に分かる理屈で、あまり大人の細かい理屈にならないようにします。

親も人間「感情的に子どもを怒ってしまった」そんなときは

とはいえ、子どもが大きな癇癪を起こしているときに親が常に100%冷静でいるというのも難しいですよね・・・。

また、時には子どもに「やり過ぎ」という概念を理解してもらうために、親として厳しい態度をとらなければいけない場面も出てきます。

そんなときでも、子どもが泣くだけ泣いて癇癪がおさまった後には親子が和解する時間をつくってあげてください

「○○ちゃんは~したかったんだね。そうだね、わかるよ」の後に言いたかった親の言い分「でも~だから、今はできないんだよ。また今度にしようね」という言葉は、この和解の時間に言ってあげましょう。

そうすると子どもも冷静に親の言葉を理解し、次回、気をつけてくれるようになります。

和解のときに伝えたいポイントは3点。

  1. 子どもの気持ちへの共感。
    (「~したかったのにダメと言われて、悲しかったねor怒っているんだね。分かるよ」など)。
  2. 親の言い分
    (それでも親として「子どもが○○を理解することが大切だ」と思っていること。)
  3. 親の気持ち
    (「子どもが悲しんでいて親も悲しかったこと」or「泣く子どもにイライラして大きな声で怒ってしまって悪かったと思っていること」など。)

子どもにどう言葉をかけてあげたらいいか分からない場合

ときには、親自身も自分のイライラした気持ちを表現する言葉が見つからないことがあるかもしれません。

たとえそうであっても、子どもの癇癪が収まったあとには毎回、無言で包み込むように子どもを抱きしめてあげる習慣を心がけましょう。

親が疲れていて子どもの癇癪に我慢ならなくなり思わず感情的に子どもを怒ってしまったとしても、時間をおいて親の怒りを静めたあとには子どもに謝り、どうして親が怒ってしまったのか優しく説明して子どもを安心させてあげれば、子どもの心を守ることができます

怒っていた親が泣き止んだ後の自分を安心させてくれると、子どもは「自分は親に嫌われているのではない」と自尊心を取り戻し「今度は親が困らないようにしよう」という優しい気持ちを育むようになります。

私は娘が生まれてからずっとこの習慣を大切にしてきました。

癇癪が収まったあとに娘を抱きしめると娘の呼吸が静まり、安心していくのが肌で感じられて愛しさが深まります。

癇癪のような大きな感情の嵐を経験したあとの子どもは、心から安心してリラックスすることが大切なのだと実感します。

そうすることで、やっと子どもは普段の日常に戻れるようになるのです。

 

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