2020年にコロナが流行ってから、健康への不安、お金の不安、様々な不安があなたの心の中に、増していませんか?
WHOや日本赤十字社も、社会の風潮がつくり出す「心の不安」についてケアをするように呼び掛けています。
「新型コロナウイルスは、”体の感染症”、”心の感染症”、”社会の感染症”の3つの顔を持っており、
これらが”負のスパイラル”としてつながることで、更なる感染の拡大につながっていくことを伝えるため、
日本赤十字社では、この負のスパイラルを知り、断ち切るためのガイドをホームページ上で公開しておりました。
それを更にわかりやすく伝えることを考え、今回の絵本アニメーションでの表現を企図しました」
そんな赤十字社が制作した動画はコチラです。
この動画にもあるように、メディアから流れる情報は、視聴者の関心をひくために「不安」や「恐れ」を必要以上に刺激するものに溢れています。
例えば、日本では連日「コロナ感染者数」や「コロナで亡くなった方の合計死者数」などが発表されています。
ですが、こいった数字は、視聴者のあなたには、どうすることもできず、不安や怖れを煽るだけの数字です。
フランスでは、こういった報道は、今は一切なくなりました。
要するに、知る必要のない情報なのです。
とはいえ、情報社会から隔絶されて生きていくことは難しいかもしれません。
あなたができることは、自分の心を自分で落ちつけかせるテクニックを習得すること。
では、そのために、具体的には、どうしたらいいのでしょうか?
不安を静めるインスタント食品
お腹がすいたときにお湯を入れて、3分待てば食べられるカップラーメンのように不安になった心がすぐに落ち着く心のインスタント食品があります。
それはイメージです。
悲しいとき、気分が落ち込んでいるとき、とても厚い信頼を寄せている人、崇拝している人、愛している人のことを考えると、勇気づけられ、元気になりませんか?
これは私たちが頭や心に抱くイメージが大きな影響力を持っている証拠。
逆に、まだ現実には起こっていない危険をイメージすると不安になりますよね?
「コロナ・ウイルスにかかるかもしれない」
「あの人が自分に病気をうつすんじゃないか?」
「マスクしてない人のせいで皆が病気になる」
これらは不安や恐怖を活性化するインスタント食品です。
ネガティブなイメージは不安や恐怖、攻撃性などといったネガティブな感情を呼び起こします。
こうしたネガティブな感情は、実際に体内の内分泌系や神経システムに影響を与え、呼吸や心拍、脈が乱れて、小さなことで自分や他人を責めたり、目の前の活動への集中力が下がったり、体の具合が悪くなったりしてしまいます。
最初は架空のイメージに過ぎなかったものが、最後には、呼吸の乱れや思考の乱れをうみ、実際に体の具合を悪くしてしまうのです。
つまり、「「イメージは薬にも毒にもなる」のです。
心の薬
不安を落ち着ける心の薬は、もちろんいいイメージです。
実は、実際に現実に起きていることを目にしているときと、頭の中のイメージを心の中に描いているときでは、脳の同じ場所が活性化することが分かっています。
つまり、脳にとって、頭の中にイメージすることは、実際にその現実を経験しているのと同じことなのです。
体にいい影響を与える、効果的なイメージ法があります。
それは、呼吸をコントロールすることで心拍を整え、体をリラックスすることによって集中力を高め、感情や思考、体の内分泌系、神経システムをコントロールするのに効果的なイメージを選ぶことです。
これらのことを効果的に実践する、精神科医がつくったセラピーを「ソフロロジー」といいます。
この記事では、「ソフロロジー」の専門セラピストによる「イメージ瞑想法」をご紹介します。
しなやかに生きる心の力
ご紹介する動画には、画像がついていますが、その画像を見ずに、音声だけを聴きながら自分の呼吸とイメージ集中した方が効果が高まります。
最初は静かな落ち着いた環境で、邪魔の入らない状況を整えてから実践してくださいね。
この音声の中で行われる「5秒、息を吸って、5秒、息を吐く」5秒間呼吸法を毎日の習慣にすることで、心機能が上がり、循環器系のトラブルを抱えるリスクが低下することも分かっています。
5秒間呼吸法を習慣にする その効果
- 怒りの感情を持つことが減り、穏やかな気持ちを保てるようになる。
- 周囲のネガティブに引っ張られなくなり、心が安定しやすくなる。
- 普段から気持ちがポジティブになり、日常の幸福感が上がる。
- 心臓の機能が安定し、循環器系等の働きがスムーズになる。
- 過剰な食欲が抑えられ、味つけの濃い外食などより健康的な食事への欲求が高まる。
※追記:アメリカの保険会社では(注釈:アメリカは皆保険制度がないので、市営の保険に入っている方が多いのです。)
この5秒間呼吸法を毎日行っているかどうかを機器を用いてチェックしている会社もあるそうです。
それは、呼吸法を毎日行うことで、心機能が安定し、心臓病のリスクを低減できるという研究データが出ているからなんですよ。
保険加盟者の健康が維持できれば保険会社は支払いを抑えることができますからね(*^^)v。
【不安】【恐れ】【執着】を手放す 心のお掃除イメージ呼吸法
「不安なこと」「怖いこと」「無くなってほしい嫌なこと」をゴミ捨てして風に運んでいってもらうイメージ
不安や恐れは、嫌な気持ちなので、心理の反応として、感じないように無意識に避けようとしてしまいます。
避けていると、どんどん降り積もっていってしまうんですよね。
リラックス状態では、不安も恐れもそれほど怖い気持ちにはならないので、その状態で意識を向け、1つ1つ感じきってあげることで、その感情を昇華していってあげることができますよ。
他の音声も含めて、どんな使い方をしたらいいか、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
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