悩みを解決して、願望実現を引き寄せる人と、それができない人の決定的な違い、それは何だと思いますか?
- 行動ができるかできないか?
- 決めたことを貫く意志の力が強いか弱いか?
実は、どちらでもないんです。
答えは・・・、
解決策を探すための「いい質問」が頭に浮かぶかどうか?なんです。
何故なら、いくら頭の中でグルグル考え、行動に移したとしても、その答えが「願望実現」に結びつくものでなければ、悩みは解決されないからです。
では、願望実現を引き寄せるためにはどうしたらいいのでしょうか?
脳の潜在意識は検索マシーン
頭の中に疑問が浮かんできたら、答えが見つかるまで、脳は探しつづける性質があります。
例え、顕在意識で悩みつづけて答えが見つからなくても、顕在意識が考えるのをやめた後に、潜在意識がずっと考え続けてくれるのです。
例えていうと、PCのバックグラウンド作業で答えを探してくれているようなものです。
あなたも、時間が経ってから「そういえば!」と答えが見つかった経験がありませんか?
突然、パッと名案を閃いたような気分になったとき、実は、顕在意識がその疑問について考えるのをやめていた間に、潜在意識がその答えを探し続けていてくれていた、ということがよくあります。そのおかげで「時間差で答えが見つかる」ということです。
では、質問の仕方を間違えた場合は、どうなるのでしょうか?
脳は質問の答えを見つけてくれますが、残念ながらその答えは「願望実現」を引き寄せるのには不十分です。
例えていえば、それは「マクドナルドのマックナゲットが食べたい」と思っているのに、店員さんに「マクドナルドって、だいたい、いくらぐらいで食べられるんですか?」と聞くようなものなんですね。
店員さんは「セット価格だと、〇〇円くらいの値段で買えますよ」と答えてくれるでしょう。
本人はマックナゲットが食べたいだけなのに「○○円(セット価格金額)かかるのか~。マックナゲットだけを食べるにしては、ちょっと高いな。どうしよっかな?」と迷うことになってしまいますよね。
悩みが解決されるどころか、新たに無駄な悩みが出てきてしまうわけです(笑)。
そんなことにならないためには、どうしたらいいのでしょうか?
潜在意識の思考癖
悩みがあるとき、私たちの自動思考がよくする質問は「どうして、こうなっちゃったんだろう?」
誰かに不満があるときも「どうして〇〇するのか理解できない」とモヤモヤすることがありませんか?
しかし、「どうして?」という原因探しをしても問題は解決しないことがほとんどなんですね。
「〇〇だから、こういう問題が起こったんだ」と納得できるだけで、願望実現を引き寄せることは、できないままになります。
だからこそ、「どうして?」という質問ではなく、「どうやったら、できそう?」「そのために、どうしてみたい?」と、可能性について問いかける質問を選ぶことが大切です。
例えば、こんな例を考えてみてください。
よくある妻の愚痴に「夫がゴミ捨てをいつも忘れる」というものがあります。
私も「お願いしたのに忘れられた」或いは、「夫からやるって申し出てくれたのに、結局何もしてくれてないじゃん」とイライラしてしまうことがよくありました(笑)。
「どうしてやってくれないの?」「玄関前に置いたのに、どうしてゴミ袋が目に入らないの?」
こうした質問は、実は、悩みを解決することにはつながりません。
むしろ「自分はできるのに、相手にできないのはおかしい」という、相手への批判や自分の正当性を強める気持ちが膨らみ、イライラに油を注ぐようなものなんです。
当然、この質問を何度、頭の中で繰り返しても、相手を問い詰めても、願望実現は引き寄せられないでしょう。
それよりも「どうやったら、二人がゴミ捨てでイライラしなくなるだろう?」「どんなやり方だったら楽しめるだろう?」こうした可能性に目を向けた質問をすることで、脳が建設的にエネルギーを使うようになります。
例えば、次のような状況では、原因が分からなくても悩みを解決することができます。
鍵をなくして困ったときの解決方法です。
- 合鍵を見つける。
- 新しい鍵に替える。
両方とも、「どうして鍵をなくしてしまったんだろう?」という原因を理解しなくても、解決することができます。
このように、原因が分からないままでも、解決できる問題は山ほどあるのです。
原因を突き止めて現状に納得するのではなく、新しい現実を創るために「もっと他に可能性はないか?」「自分にも、できそうなやり方は?」などと可能性を探る質問癖を身に着けることで、あなたの悩みは半分以下になり、願望実現の引き寄せパワーが上がっていきますよ☆
最後までお読み頂きありがとうございました!