何故、人の人生にはストレスが存在するのでしょうか?
それは、人は皆「○○は大切だ」という、それぞれの価値観を持っているからです。
○○が大切だ、と思っている人が、「○○が脅かされる体験」をすれば、それは必ずストレスになります。
でも、そのストレスを人生に役立てることで「ストレスをネガティブに捉えるサイクルから脱出」することができます。
ストレスの意味とは?
人がストレスを感じる理由は、大きく分けて2つに分かれます。
- 自分を精神的に「支えてくれる存在」を失ったとき。
- 自分が「守りたいもの」が脅かされたとき。
何故でしょうか?
実は、ストレスは、動物が命を危機に晒されているときの自律神経系の反応によって引き起こされます。
動物が命の危機に晒されている状態。それが、この2つの状況なのです。つまり・・・
- 餌がなくなる。
- 敵に襲われる。
この2つの状況が現実に現れると、交感神経系が興奮してストレスを感じることになります。
野生動物は、実際に、餌探しに明け暮れたり、敵と闘ったりすることで、このストレス反応は収まります。
しかし、人間の場合、敵(ストレスの理由)が明らかでなかったり、敵(ストレスの理由)を排除することができない状況だったりすることが、たくさんあります。
そのため、ストレスが長期間つづいて参ってしまうことになるのです。
では、野生動物が餌を見つけたり敵から逃げたりすることで、ストレス反応を落ち着けるように、人間がストレス反応を落ち着けるためには、どうしたらいいのでしょうか?
ストレスの意味が分かればストレス解消できる
動物は餌がないときは、餌を探して動き回ります。
敵が来たら、逃げるか闘うかします。
動物のストレス反応は、ストレスな状況が解決するような行動へと動物を促してくれます。
実は、人間も同じようにストレス反応を利用することができるんです。
ストレスを感じる状態というのは「~がイヤだ」と感じている状態です。
「~がイヤだ」の裏側には「本当はこうあってほしい」という願いや望みが隠れています。
つまり、「自分が価値をおいているものに自分が支えられ、その価値を守りたい」という望みです。
ここで、大切なことは「自分が価値をおいているもの」を正確に理解することです。
何故なら、それを理解していなければ、「その価値あるもの(餌)を手に入れたり、(敵から)守ったりするための行動」が何か分からないからです。
ストレスの意味を読み解く方法
ストレスの意味を読み解き、「自分が価値をおいているもの」を正確に理解するための方法は「ストレスを感じている状況が、どうなって欲しいか?」を知ることです。
そして、何故「○○になって欲しい」が、あなたにとって大切なのか?
について理解することです。
何故なら、潜在意識で、あなたは次のように感じているからです。
○○になることによって、「自分は精神的にサポートされていると感じ、自分が大切に思っているものを守れる」と感じている。
〇〇になることによって「自分は、どんな不安から解放されるのか?」「どんな快適さを守れるのか?」「誰の快適さを守れるのか?」
そこに、あなたにとって「○○は大切だ」という、価値観が隠されています。
あとは、「それが自分にとって大切なのだ」と周りに宣言し、それを「大切にできる環境を選ぶ」行動をとれば、ストレスは解消されるでしょう。
ストレスを感じているのに人生を軌道修正しないままでいると、心や体が消耗し、やがて病気につながったり、鬱的心理状態につながったりします。
ストレスが好きになる理由
ストレスを感じる度に、「自分の潜在意識への理解」が深まり、幸せに近づいていくことによって、ストレスをネガティブに感じることが減っていきます。
何故なら、ストレスを感じれば、それは自分らしい幸せへ近づく一歩なのだ、と感じられるようになるからです。
ストレスを解消する呼吸瞑想
最後に、ストレスを中和して、心と体をリラックスさせる呼吸瞑想・音声をご紹介します☆
「不安なこと」「怖いこと」「無くなってほしい嫌なこと」をゴミ捨てして風に運んでいってもらうイメージ
★どんな効果がある?★
「不安なこと」はまた同じようなことが起こるんじゃないか、という懸念事項、
「恐れ」は同じようなことが繰り返されたときの結果としてイメージしてしまうこと、
「無くなってほしい嫌なこと」は今、嫌だと感じているストレス。
それらを心と体から外に吐き出す「イメージ呼吸音声」になっています。
ストレスや不安、などは不愉快な感覚なので、向き合うのを避けていると無意識のうちにどんどん降り積もっていってしまいます。
リラックス状態では、不安も恐れもそれほど怖い気持ちにはならないので、その状態で意識を向け、一つ一つ感じきってあげることで、様々な感情を昇華していってあげることができますよ。
「ストレスに向き合う」その第一歩は現実をジャッジせずに、ニュートラルに見つめることです。
その具体的な簡単な方法をこちらの記事でお伝えしています。